スクールライフ
|2023年03月20日 1:02PM|
活動場所 | 部室・校内 |
活動日 | 自由(主に平日、〆切前の土日) |
年に10回程度の「彦根東高校新聞」とおよそ150回の速報紙「キマグレ」を制作しています。
今年8月発表の全国高等学校年間紙面審査賞では、13年連続で最優秀賞を受賞しました。東日本大震災発災以来続く特集「福島をつなぐ」などの記事が評価されています。記憶の風化をどう防ぐか、未災地である滋賀の防災をどう考えるかなど、福島県のふたば未来学園高校や兵庫県の舞子高校環境防災科などとも交流し、深めていっています。
ただ、普段の部室は、そんな雰囲気はみじんも感じさせないのんびりムードです。やりたいことは何でもやる!がモットーで、楽しい企画記事から、野球取材、硬派な社会派記事まで守備範囲は広く、さまざまな体験ができるのが最大の魅力です。滋賀県内はもとより、必要とあらば、大阪・京都・神戸・東京・新潟・福島など取材に飛び回ります。滋賀県の三日月知事、ジャーナリストの田原総一朗さんなどの著名な方にもインタビューしています。自分のペースで部活もやりつつ勉強時間を確保したい、パソコンやカメラが好き、学校公式キャラクター・ぎんにゃんのお世話をしてみたいという人も大歓迎です。
「やりたいことは何でもやる!」
これをモットーに、日ごろから自由で楽しい雰囲気の中で活動している新聞部。長年受け継いできた伝統を守りながらも、日々新たなことにチャレンジ、続けています。
2016年10月号の特集記事は、彦根街歩きツアーを企画してパンフレットを作成した地域特集、近江鉄道と東高生のつながりを発見する特集、彦根東高校創立140周年を記念した特集などを組みました。他にも社会性のあるものから親しみやすい記事まで、幅広く取り上げています。
年間約150号を数える速報新聞キマグレは、部活動の結果や学校行事などタイムリーな話題を伝え続けています。2013年、野球部が甲子園に出場した夏には、一般の記者に混じって取材に駆け巡り、滋賀県大会決勝では、皇子山球場の近くに臨時支局を設け、優勝決定10分後に速報新聞キマグレを発行しました。
取材を通じて、さまざまな人に出会えるのも新聞部活動の魅力です。本校OBの田原総一朗さん、本校に講演に来てくださった金田一秀穂さん、イベントでお会いしたムーディ勝山さんや、かつては上野樹里さん、万城目学さん、ロザンの宇治原史規さんなどにもインタビューを行ってきました。他にも、滋賀県庁や福島県庁などの官公庁、滋賀大学や京都大学などの学校、各種企業やNPOの皆さんに取材を行っています。また、バケツプリンを作る、青春18切符で行けるところまで行く、ブラックバスを釣る、みんなのお弁当を見せてもらう、などの企画記事にも取り組んでいます。
さらに、新聞部では彦根東高校公式キャラクター「ぎんにゃん」のお世話を続けてきました。ぎんにゃんとともに、毎年彦根で行われる「ご当地キャラ博」に参加し、全国のゆるキャラたちと交流を深めています。
新聞部が特に力を入れているのは、東日本大震災からの6年間を追い続けた連載企画「福島をつなぐ」です。震災時に、滋賀県は福島県へのバックアップを積極的に行いました。その縁から、新聞部は被害を受けられた東北の中でも、特に福島とのつながりを大切にしてきました。福島の「今」を注目し続け、できるかぎり福島県への現地取材を行っています。また、記事にするだけではなく、先に述べたキャラ博で、ぎんにゃんとともに募金活動を行い、福島県のこどもたちへの寄付を行っています。これからも新聞部は、福島とつながり続けたいと考えています。
見に行く、聞きに行く、探してみる。新聞部員は、今日も校内を駆け回っています。
●令和2年度
・全国高校新聞年間紙面審査賞 最優秀賞 受賞 (13年連続受賞)
・滋賀県高等学校学校新聞コンテスト 最優秀賞(知事賞) 41年連続受賞
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