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SSH活動報告

平成23年度スーパーサイエンスハイスクール事業

|2012年02月01日 4:28PM|

■平成23年度SSH事業のポイント

1.1年生全員を対象に,学校設定科目「SS数学 I」,「SS理科総合」を設定。
2.2・3年生理系生徒を対象に,学校設定科目「SS数学 II」,「SS数学 III」を設定。
3.1年生SSコースを対象に,学校設定科目「SS I」を設定。
4.2年生SSコースを対象に,学校設定科目「SS II」を設定。
5.3年生SSコースを対象に,学校設定科目「SS III」を設定。
6.全校生徒もしくは希望生徒を対象に各種事業を実施。
   (SSH講演会,先端科学体験学習,語学研修,アメリカ研修等)
7.SS部(科学部)の活動を支援。

■平成23年度事業の計画と実践報告

学校設定科目「SS I」
(1年SSコース)
科学入門読書会(「科学の考え方・学び方」池内 了著)
科学を学ぶ基礎を身につける学習
 (科学実験,数学力・国語力・英語力の育成)
情報機器の活用
プレゼンテーション手法の習得
野外実習(琵琶湖博物館実習)
校外研修(京都大学,日本原子力研究開発機構)
びわ湖環境ビジネスメッセ研修
滋賀県立大学研修
関西宿泊研修
学校設定科目「SS II」
(2年SSコース)
科学に関する読書会
 (「理科がおもしろくなる12話」 山口幸夫著)
科学を学ぶ力を伸ばす学習
 (科学の素養の習得,数学力・国語力・英語力の伸長)
情報機器の活用
分野別研修(物理・化学・生物・地学・数学・工学分野の実習)
課題研究
論文の書き方の習得
学校設定科目「SS III」
(3年SSコース)
科学に関する読書会(「科学者とは何か」村上陽一郎著)
課題研究のまとめ,論文の作成
SSH講演会(全校生徒) 科学に関する講演会
(宇宙航空研究開発機構 森本睦子特別研究員)
先端科学体験学習(希望者) 1.名古屋大学工学部,農学部
2.三菱重工業(株)名古屋誘導推進システム製作所
語学研修(希望者) 語学研修 II, 語学研修 I
サイエンス・ダイアログ講義
アメリカ研修(理系希望者) MIT,ハーバード大,NASA,スミソニアン博物館等
SS部(科学部)の活動の支援
科学オリンピックへの取り組み
各班の研究活動,文化祭での発表
滋賀県児童・生徒科学研究発表会での発表
日本学生科学賞への出展,数学オリンピックへの参加
他校との交流,研究成果の報告
地域への普及
全国SSH生徒研究発表会(神戸)
学会での発表
彦根東SSH研究発表会(概要報告,課題研究中間発表)
SSH科学講座(中学生対象)

●学校設定科目「SS I」

科学を学ぶ基礎を身につける学習

○科学実験
 「偏光の特性と偏光の利用」 偏光板を用いて偏光を理解する
 「極低温での物性」 液体窒素を用いた低温実験
低温実験

 「ゾウリムシ」 ゾウリムシの顕微鏡観察と食胞の染色

 「化学発光」 ルミノール,シュウ酸エステル等を用いた発光実験

○新しい取り組みやソフトウエア,各種機材を用いて数学的な考え方を学ぶ

○論理的思考力,表現力,コミュニケーション能力,質問力をつける

○外国のテキストを用いて科学英語を学ぶ

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琵琶湖博物館実習 7月14日
滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)において実施。
博物館学芸員の指導で,プランクトンの採集と観察,水質検査,植物観察法の実習等,各実習方法の習得と琵琶湖の環境を考える学習をしました。

○プランクトンの採集と観察(指導:楠岡 泰学芸員 ・大塚泰介学芸員)

○水質検査実習(指導:本校理科教員)

○植物観察(指導:草加伸吾学芸員)

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校外研修 8月23日
研修場所 京都大学防災研究所
       日本原子力研究開発機構 関西光科学研究所・きっづ光科学館ふぉとん
○京大防災研究所 講演「地球シミュレータを用いた異常天候のシミュレーション」(榎本 剛准教授)
             施設見学

○きっづ光科学館ふぉとん 燃料電池に関する実習,見学研修

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びわ湖環境ビジネスメッセ研修 10月21日
内容 びわ湖環境ビジネスメッセ2011(会場:滋賀県立長浜ドーム)において,
    企業,官公庁,大学等の開発した環境に配慮した製品とその技術について研修。

滋賀県立大学研修 12月7日
研修場所 滋賀県立大学工学部・環境科学部
内容 大学で行われている学生研究の見学研修。グループ毎に巡回して見学しました。

○工学部 材料科学科 ・機械システム工学科 ・電子システム工学科
  
○環境科学部 生物資源管理学科 ・環境生態学科 ・環境建築デザイン学科
 

 

関西宿泊研修 3月27日・28日
研修場所 JT生命誌研究館,産業技術総合研究所関西センター,理化学研究所,
       橋の科学館,海上プロムナード等を予定

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●学校設定科目「SS II」

科学を学ぶ力を伸ばす学習
○科学の素養の習得
 ゾウリムシの食胞の観察
 光通信の仕組みについて
 相互誘導の現象について
 色素増感型太陽電池の作成

○数学力の伸長
 「GRAPES」で数学しよう

○国語力の伸長
 論理的文章の構築

○英語力の伸長
 科学英語の理解

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分野別研修 8月8日,18日~24日
希望分野を選択して,各大学や本校SS教室で実験実習を行いました。
研修内容
○「環境水中に残留する農薬の定性と定量」 参加7名
指導 滋賀県立大学環境科学部 須戸 幹教授
内容 環境水中の微量な農薬量を「固相抽出―ガスクロマトグラフ質量分析法」で測定

○「タイマーICによるパルス点灯回路」 参加17名
指導 滋賀県立大学工学部 乾 義尚教授 ・宮城茂幸准教授 ・畑中裕司准教授
内容 タイマーICを利用して,LEDを電流制限する電子回路を作成

○「PCR法によるDNA増幅実験」 参加19名
指導 長浜バイオ大学バイオサイエンス学部 佐々木真一講師
内容 PCR法を用いてDNAを増幅し,ALDH2遺伝子型を判定

○「かおりの生態学」「安定同位体比から見える食物網」 参加13名
指導 京都大学生態学研究センター 高林純示教授 ・陀安一郎准教授
内容 植物と昆虫との間の香りを利用したコミュニケーション
    生物の体をつくる安定同位体の比率の測定  

○「デジタル地球儀を使った地球科学データの立体表示」 参加8名
指導 京都大学理学部 齊藤昭則助教
内容 データ画像をデジタル地球儀(ダジック・アース)を使って表示

○「ライントレースロボットの組み立てと制御」 参加18名
指導 本校理科教諭
内容 ロボットキット ヴイストン「Beauto」の組み立てとロボット制御

 

課題研究
後期から週2時間の「SSII」の時間を使い,グループ課題研究に取り組んでいます。
○1月25日,1年SSコース生徒をまじえて課題研究発表会を行いました。
 

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●SSH講演会

SSH講演会 3月9日 本校体育館
全校生徒を対象に,科学に関する講演会を実施します。
講師 森本睦子特別研究員(宇宙航空研究開発機構) 

●先端科学体験学習

名古屋大学研修 8月5日
研修場所 名古屋大学工学部,農学部
参加 44名(1・2年生)
研修内容
○名古屋大学工学部 物理工学科
  曽田一雄教授による研究内容の説明と実験施設の見学

○名古屋大学農学部 資源生物科学科
  井上直子助教他による研究内容の説明と研究室の見学

三菱重工業研修 10月7日
研修場所 三菱重工業株式会社 名古屋誘導推進システム製作所
参加 30名(1・2年生)
研修内容
○ロケットの構造とロケットエンジン技術の講義,資料館の見学,工場の見学研修

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●語学研修

 実践的な英語力の向上を図り,国際性の涵養を目的として実施しています。

語学研修 II
 日時 5月6日 ・5月9日 ・5月23日 ・6月6日 (各90分間)
 参加 20名(2年生)
語学研修 I (1年生対象)
 日時 1月~2月に5回(各90分間)を予定

 内容 科学的な内容の英文の理解,発表・質問の仕方,レポートのまとめ方等。
 指導 ミシガン州立大学連合日本センター 英語指導教官

サイエンス・ダイアログ講義 7月11日
日本学術振興会(JSPS)フェローの英語による講演会。
参加 24名(2年生)
講演 「 Subduction Zone Earthquake versus Large-Scale Structure
講師 Yu-Lin CHUNG 博士(京都大学防災研究所 JSPS研究員)

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●アメリカ研修

SSHアメリカ研修
日程 7月25日~8月3日 (9泊10日)
参加 20名(2年生)
研修内容
  マサチューセッツ工科大学 ・ハーバード大学のキャンパスツアー,研究員・学生との交流
  MIT博物館での講義と実習,MIT核研究所での講義と施設見学
  NASAスペースセンターの施設の見学研修,元宇宙飛行士の講演と交流会
  フロリダ大学 Dennis Midge氏の講義,キシミー湿原の自然観察
  スミソニアン博物館(航空宇宙博物館,自然史博物館,アメリカ歴史博物館)の見学研修

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●SS部(科学部)の活動

生物班の研究
長浜バイオ大学の宇佐美准教授の指導で,PCRの手法を用いた研究に取り組んでいます。

文化祭での発表 本校物理実験室
各班の研究成果を標本・資料の展示と解説・実演により発表しました。


滋賀県児童・生徒科学研究発表会 10月28日 (滋賀県立文化産業交流会館)
生物班が「湖北産プラナリアのミトコンドリアCO I 遺伝子に見られるDNA塩基配列多型解析」
を発表し,高等学校の部の最優秀賞を受賞しました。

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●他校との交流,研究成果の普及,地域への普及

全国SSH生徒研究発表会 8月11日~12日 (神戸国際展示場)
全国のSSH指定校145校の代表者が一堂に会する発表会。
本校は,生徒20名,教員4名が参加しました。
○本校3年生の発表「九点円とオイラー線の性質の拡張」がポスター発表賞を受賞しました。

 

科学・技術フェスタ in 京都2011 12月17日~18日 (京都国際会館)
高校生等による科学・技術活動の紹介ブースで,SSH指定校の1つとしてポスター発表しました。
写真は,古川科学技術政策担当大臣に,研究内容を説明しているところです。


日本動物学会第82回大会 9月23日 (旭川市)
本校3年生の発表「アワヨトウの連合学習」が,高校生ポスター発表会において,優秀賞
ベストデザイン賞を受賞しました。


SSH科学講座 7月29日(第1回学校説明会時) 本校各実験室
県内の中学生を対象として,実験を主とした科学講座を開講しました。

彦根東高等学校SSH研究発表会 2月15日 (本校特別講義室)
SSHの取り組みの概要報告
2年SSコース「SSII」の課題研究中間発表

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