HOME / SSHについて / SSH活動報告 / 平成22年度スーパーサイエンスハイスクール事業

SSH

SSH活動報告

平成22年度スーパーサイエンスハイスクール事業

|2011年01月26日 8:25AM|

■平成22年度SSH事業のポイント

1.1年生全員を対象に,学校設定科目「SS数学 I」,「SS理科総合」を設定。
2.2・3年生理系生徒を対象に,学校設定科目「SS数学 II」,「SS数学 III」を設定。
3.1年生SSコースを対象に,学校設定科目「SS I」を設定。
4.2年生SSコースを対象に,学校設定科目「SS II」を設定。
5.3年生SSコースを対象に,学校設定科目「SS III」を設定。
6.全校生徒もしくは希望生徒を対象に各種事業を実施。
   (SSH講演会,先端科学体験学習,語学研修,アメリカ研修等)
7.SS部(科学部)の活動を支援。

■平成22年度事業の計画と実践報告

学校設定科目「SS I」
(1年SSコース)
科学入門読書会(「科学の考え方・学び方」池内 了著)
科学を学ぶ基礎を身につける学習
 (科学実験,数学力・国語力・英語力の育成)
情報機器の活用
プレゼンテーション手法の習得
野外実習(琵琶湖博物館実習)
校外研修(京都大学,日本原子力研究開発機構)
びわ湖環境ビジネスメッセ研修
滋賀県立大学研修
関西宿泊研修
学校設定科目「SS II」
(2年SSコース)
科学に関する読書会
 (「理科がおもしろくなる12話」 山口幸夫著)
科学を学ぶ力を伸ばす学習
 (科学の素養の習得,数学力・国語力・英語力の伸長)
情報機器の活用
分野別研修(物理・化学・生物・地学・数学・工学分野の実習)
課題研究
論文の書き方の習得
学校設定科目「SS III」
(3年SSコース)
科学に関する読書会(「科学者とは何か」村上陽一郎著)
課題研究のまとめ,論文の作成
SSH講演会(全校生徒) JAXA(宇宙航空研究開発機構) 森本睦子特別研究員
先端科学体験学習(希望者) 1.大阪大学産業科学研究所,大阪市立科学館
2.三菱重工業(株)名古屋誘導推進システム製作所
語学研修(希望者) 語学研修 II, 語学研修 I
サイエンス・ダイアログ講義
アメリカ研修(理系希望者) MIT,ハーバード大,NASA,スミソニアン博物館等
SS部(科学部)の活動の支援
理数系コンテストへの取り組み
各班の研究活動
日本学生科学賞等への出展,数学オリンピックへの参加
他校との交流
研修活動の推進
全国SSH生徒研究発表会(横浜)
彦根東SSH研究発表会(概要報告,課題研究中間発表)
職員研修会

●学校設定科目「SS I」

科学を学ぶ基礎を身につける学習

○科学実験
 「偏光の特性と偏光の利用」 偏光板を用いて偏光を理解する
 「極低温での物性」 液体窒素を用いた低温実験

 「DNAの抽出」 鳥レバーからのDNAの抽出

 「化学発光」 ルミノール,シュウ酸エステル等を用いた発光実験

○新しい取り組みやソフトウエア,各種機材を用いて数学的な考え方を学ぶ

○論理的思考力,表現力,コミュニケーション能力,質問力をつける
 (班別発表)

○外国のテキストを用いて科学英語を学ぶ

▲事業内容の表に戻る

琵琶湖博物館実習 7月15日
滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)において実施。
博物館学芸員の指導で,プランクトンの採集と観察,水質検査,植物観察法の実習等,各実習方法の習得と琵琶湖の環境を考える学習をしました。

○プランクトンの採集と観察(指導:大塚泰介学芸員)

○水質検査実習(指導:本校理科教員)

○植物観察(指導:草加伸吾学芸員)

▲事業内容の表に戻る

校外研修 8月24日
研修場所 京都大学生存圏研究所,防災研究所
       日本原子力研究開発機構 関西光科学研究所・きっづ光科学館ふぉとん
○京大生存圏研究所 研究所の概要と研究内容の紹介(山本 衛教授)
               研究内容の紹介,研究室の見学(高橋けんし准教授)
○京大防災研究所 研究所の紹介,講演「ほんとに怖いゲリラ豪雨」(中北英一教授)

○関西光科学研究所でのレーザー実験施設の見学研修

▲事業内容の表に戻る

びわ湖環境ビジネスメッセ研修 10月22日
内容 びわ湖環境ビジネスメッセ2010(会場:滋賀県立長浜ドーム)において,
    企業,官公庁,大学等の開発した環境に配慮した製品とその技術について研修しました。
○研修内容についての班別発表会

 

滋賀県立大学研修 12月13日
研修場所 滋賀県立大学工学部・環境科学部
内容 大学で行われている学生研究の見学研修。
    6分野について,グループ毎に巡回して見学研修しました。
○工学部材料科学科(エネルギー環境材料分野・有機環境材料分野・セラミックス分野)
  
○環境科学部生物資源管理学科・環境建築デザイン学科
  

 

関西宿泊研修 3月29日~30日

研修場所 JT生命誌研究館,産業技術総合研究所関西センター,理化学研究所神戸研究所,
       人と防災未来センター,橋の科学館,海上プロムナード等

▲事業内容の表に戻る

●学校設定科目「SS II」

科学を学ぶ力を伸ばす学習
○科学の素養の習得
 光通信の仕組みについて
 相互誘導現象について

 電磁波の性質~特に紫外線について
 不思議な単細胞生物ゾウリムシ

○数学力の伸長

○国語力の伸長
 論理的文章の構築

○英語力の伸長
 科学英語の理解

▲事業内容の表に戻る

分野別研修 8月10日,17日~23日
希望分野を選択して,各大学や本校SS教室で実験実習を行いました。
研修内容
○「環境水中に残留する農薬の定性と定量」 参加7名
指導 滋賀県立大学環境科学部 須戸 幹教授
内容 環境水中の微量な農薬量を「固相抽出―ガスクロマトグラフ質量分析法」で測定

○「実験で学ぶ半導体の特性と応用」 参加15名
指導 滋賀県立大学工学部 安田寿彦准教授
内容 ダイオードやトランジスタ等,代表的な半導体の特性を測定し,回路を作成

○「PCR法によるDNA増幅実験」 参加26名
指導 長浜バイオ大学バイオサイエンス学部 佐々木真一講師
内容 PCR法を用いてDNAを増幅し,ALDH2遺伝子型を判定

○「魚類の栄養カスケード効果」「かおりの生態学」 参加11名
指導 京都大学生態学研究センター 奥田 昇准教授,高林純示教授
内容 魚類の存在が水質に影響することについて

   植物のかおりと昆虫の行動の関係について

○「地震波の測定による地下構造探査」 参加7名
指導 名古屋大学地震火山・防災研究センター 渡辺俊樹准教授
内容 「人工地震」の地震波を測定し,屈折法を用いて地下の構造を解析

○「身近な数学」 参加5名
指導 滋賀大学教育学部(数学教育) 神 直人准教授
内容 身近な現象を数学的に解析

○「ライントレースロボットの組み立てと制御」 参加22名
指導 本校理科教諭
内容 ロボットキット ヴイストン「Beauto」の組み立てとロボット制御

 

課題研究
後期から週2時間の「SSII」の時間を使い,グループ課題研究に取り組んでいます。
○2月2日,1年SSコース生徒をまじえて課題研究発表会を行います。

▲事業内容の表に戻る

●SSH講演会

SSH講演会 3月17日 本校体育館
講師 JAXA(宇宙航空研究開発機構) 森本睦子特別研究員

 

●先端科学体験学習

大阪大学産業科学研究所等研修 7月28日
参加 25名(1・2年生)
研修内容
○大阪市立科学館の見学研修
○大阪大学産業科学研究所の概要説明
 施設見学 量子ビーム科学研究施設,阪大複合機能ナノファウンダリ,総合解析センター

 

三菱重工業研修 10月8日
研修場所 三菱重工業株式会社 名古屋誘導推進システム製作所
研修内容
○ロケットの構造とロケットエンジン技術の講義,資料館の見学,工場の見学研修

▲事業内容の表に戻る

●語学研修

 実践的な英語力の向上を図り,国際性の涵養を目的として実施しています。

語学研修 II (2年生対象)
 日時 5月6日 ・ 5月10日 ・5月13日 ・ 5月24日 (各90分間)
語学研修 I (1年生対象)
 日時 1月14日 ・ 1月17日 ・ 1月24日 ・ 2月3日 ・ 2月10日 ・ 2月21日( 各90分間)

内容 科学的な内容の英文の理解,発表・質問の仕方,レポートのまとめ方等。
指導 ミシガン州立大学連合日本センター Boyce Watkins先生(英語指導教官)

 

サイエンス・ダイアログ講義 7月16日
日本学術振興会(JSPS)フェローの英語による講演会。
参加 26名(2年生)
講演 「 How to build strong bridges and Why they are strong 」
講師 NAVARATNARAJAH博士(東京大学生産技術研究所特任研究員)

▲事業内容の表に戻る

●アメリカ研修

SSHアメリカ研修 (2年生対象)
日程 7月27日~8月5日 (9泊10日)
研修内容
  マサチューセッツ工科大学・ハーバード大学のキャンパスツアー,学生との交流
  MIT博物館での講義と実習
  ボストン科学博物館の見学研修
  スミソニアン博物館(航空宇宙博物館,自然史博物館,アメリカ歴史博物館)の見学研修
  NASAスペースセンターの施設の見学研修,宇宙飛行士による講義と交流会
  ワシントン市内の施設の見学研修

▲事業内容の表に戻る

●他校との交流,研修活動の推進

全国SSH生徒研究発表会 8月3日~4日 (パシフィコ横浜)
全国のSSH指定校125校の代表者が一堂に会する発表会。
本校は,生徒10名,教員2名が参加し,ポスター発表を行いました。
○本校3年生の発表「味噌汁における対流現象について」

 

彦根東高等学校SSH研究発表会 2月16日 (本校特別講義室)
SSHの取り組みの概要報告
2年SSコース「SSII」の課題研究中間発表

▲事業内容の表に戻る

前の画面に戻る

ページトップへ