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SSH活動報告

平成19年度スーパーサイエンスハイスクール事業

|2008年11月27日 2:46PM|

■平成19年度SSH事業のポイント

1.1年生全員を対象に,学校設定科目「SS数学 I」,「SS理科総合」を設定。
2.1年生SSコースを対象に,学校設定科目「SS I」を設定。
3.2年生SSコースを対象に,学校設定科目「SS II」,「SS数学 II」,「SS物理」,「SS化学」を設定。
4.3年生SSコースを対象に,学校設定科目「SS III」,「SS数学 III」,「SS物理」,「SS化学」,
「SS生物」を設定。
  (2年生,3年生は,平成17・18年度入学生対象のSSH学校設定科目を実施)
5.全校生徒もしくは希望生徒を対象に各種事業を実施。
  (SSH講演会,先端科学体験学習,SSゼミ,語学研修,アメリカ研修等)
6.SS部(科学部)の活動を支援。

■平成19年度事業の実践報告

 学校設定科目「SS I」等
 (1年SSコース対象)
 科学入門読書会(「科学の考え方・学び方」 池内 了著)
 野外実習(琵琶湖博物館実習
 校外研修(京都大学,日本原子力研究開発機構)
 校外研修(滋賀県立大学)
 びわ湖環境ビジネスメッセ研修
 関西宿泊研修
 彦根東テクノアイデアコンテスト
 情報機器の活用
 プレゼンテーションの手法の習得
 数学力の育成
 国語力の育成
 英語力の育成
 学校設定科目「SS II」等
 (2年SSコース対象)
 科学に関する読書会
 (「理科がおもしろくなる12話」 山口幸夫著)
 分野別研修(物理・化学・生物・地学・数学の各分野の実習)
 特別実習
 ロボット工学実習
 遺伝子科学実習(長浜バイオ大学 佐々木真一講師)
 彦根東テクノアイデアコンテスト
 情報機器の活用
 英語力の向上
 論文の書き方の習得
 課題研究
 学校設定科目「SS III」等
 (3年SSコース対象)
 科学に関する読書会(「科学者とは何か」 村上陽一郎著)
 課題研究のまとめ,論文の作成
 SSH講演会  京都大学地震予知研究センター長 川崎一朗教授
 京都女子大学現代社会学部 小波秀雄教授
 先端科学体験学習  名古屋大学工学部・工学研究科,名古屋市科学館
 三菱重工業株式会社,トヨタテクノミュージアム
 SSゼミ  1.物理 2.科学 3.生物 4.化学 5.数学
 語学研修  語学研修 II語学研修 I
 海外研修  アメリカ研修(MIT,NASA,スミソニアン博物館等)
 SS部(科学部)の活動の支援
 理数系コンテストへの取り組み
 各班の研究活動
 日本学生科学賞出展
 テクノ愛’07(京都大学VBL主催)応募
 他校との交流,研修活動の推進  全国SSH生徒研究発表会(横浜)
 彦根東SSH研究発表会(概要報告,課題研究中間発表)
 職員研修会

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●学校設定科目「SS I」

琵琶湖博物館実習 7月11日
滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)において実施。
博物館学芸員の指導で,プランクトンの観察,水質検査,植物観察法の実習等,各実習方法の習得と琵琶湖の環境を考える学習をしました。

実習内容
○プランクトンの観察(指導:大塚泰介学芸員)
プランクトンの顕微鏡観察  プランクトンの顕微鏡観察

○水質検査実習
湖水の水質検査  湖水の水質検査

○植物観察法の実習 「木をはかる 森をはかる」(指導:西村知記学芸員)
植物観察法の実習  植物観察法の実習  植物観察法の実習

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校外研修 8月24日
研修場所 京都大学化学研究所
       日本原子力研究開発機構 関西光科学研究所・きっづ光科学館ふぉとん
研修内容
○京都大学化学研究所での講義と電子顕微鏡施設の見学研修
京大化学研究所での講義  京大化学研究所での見学研修  京大化学研究所での見学研修

○関西光科学研究所での説明と施設見学研修
関西光科学研究所の施設見学  関西光科学研究所の施設見学

校外研修 12月7日
研修場所 滋賀県立大学
研修内容 講義の聴講(環境科学部「生物学I」,「構造計画」,人間文化学部「栄養疫学論」)
       工学部,環境科学部の学部・学科の内容説明
県立大学研修

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びわ湖環境ビジネスメッセ研修 10月24日
びわ湖環境ビジネスメッセ2007 (会場:滋賀県立長浜ドーム) において,企業,官公庁,大学等の開発した環境に配慮した製品とその技術について研修しました。
研修内容
○環境ビジネスメッセ会場でのインタビュー形式の研修
ビジネスメッセ会場での研修  ビジネスメッセ会場での研修

○学校での研修内容のまとめと発表
研修内容の発表会

関西宿泊研修 3月25日~26日
研修場所 JT生命誌研究館,産業技術総合研究所 関西センター,
     人と防災未来センター 防災未来館,橋の科学館,舞子海上プロムナード 等
中村桂子館長の講演  産業技術総合研究所研修  明石海峡大橋での研修

○産業技術総合研究所でのグループ研修のまとめと発表
グループ研修のまとめ  グループ研修の発表

彦根東テクノアイデアコンテスト
1年生SSコースと2年生SSコースの生徒を対象に実施しました。
生活に役立つ技術や工夫について,ユニークなアイデアを募集。
○最優秀賞 「エコでロハスなサーバー」(2年)
○優秀賞  「新シャンプー・リンス用ボトル」(2年)
○優秀賞  「修正液付ボールペン」(1年)
○優秀賞  「充電機能を持つ運動マシーン」(1年)

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●学校設定科目「SS II」

分野別研修 7月10日
希望分野毎に,各大学で実験実習を行い,学校でポスターにまとめて発表会を行いました。

研修内容
○「バイオディーゼル燃料の製造とその利用」
指導 滋賀県立大学工学部 山根浩二教授・河崎 澄講師
内容 新エネルギーとして注目されている,廃食油からつくるディーゼル燃料の製造実験。
    つくった燃料を用いて実際にエンジンを動かす。
滋賀県立大学での実習  滋賀県立大学での実習

○「ヒトが1分間に消費する酸素量の測定」
指導 滋賀医科大学医学部 堀池喜八郎教授・石田哲夫准教授・田中裕之助教・山本 篤助教
内容 酸素電極を用いた溶存酸素量の測定実験により,ヒトの呼気中の酸素濃度を測定する。
滋賀医科大学での実習  滋賀医科大学での実習

○「湖水中の植物プランクトンの計数・形態観察と光合成色素の定量」
指導 長浜バイオ大学バイオサイエンス学部 佐々木真一講師
内容 植物プランクトンに含まれるクロロフィル量を定量し,光合成色素を分離する。
    顕微鏡により植物プランクトンの形態観察と計数を行う。
長浜バイオ大学での実習  長浜バイオ大学での実習

○「根尾谷断層の変位量の測定と地域の断層活動」
指導 岐阜大学教育学部(理科教育) 川上紳一教授
内容 濃尾地震によって生じた根尾谷断層のずれの量を現地で測定し,
   活断層の位置,変位量と活動度について考察するとともに,野外調査の手法を学ぶ。
現地での研修  現地での変位量の測定

○「身のまわりにある曲線」
指導 滋賀大学教育学部(数学教育) 神 直人准教授
内容 懐中電灯で地面を照らしたときの光の形や,日時計の影の動く曲線などを,
    模型をつくったり,パソコンソフトを利用して数学的に調べる。
滋賀大学教育学部での実習  滋賀大学教育学部での実習

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ロボット工学実習 8月23日
指導 本校理科教諭
場所 本校SS教室
内容 ロボット開発の歴史,ロボット制御の基礎理論についての講義
    ライントレースロボットキットの組み立て実習
ロボットの組み立て実習  ロボットの組み立て実習

遺伝子科学実習 9月12日
指導 長浜バイオ大学バイオサイエンス学部 佐々木真一講師
場所 長浜バイオ大学バイオサイエンス学部実験室
内容 「PCR法によるヒトのALDH2遺伝子型の判定」
    1993年にノーベル賞受賞となったPolymerase Chain Reaction法による実験
PCR法の実験  PCR法の実験  PCR法の実験

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課題研究
10月10日から週2時間のSS科目の時間を使い,2~6名の班で課題研究に取り組みました。

○研究テーマ
流体によって引き起こされる事象の解析
紙飛行機の形状の違いによる飛行距離の変化
中空のモルタル円柱の強度について
燃料電池の電極の研究(Ⅱ)
透明セッケンの研究
化学発光
水の過冷却状態の最適条件を調べる
人工宝石の合成
紅葉が起こる条件と色素の研究
立体枠内のシャボン膜が形成する角の研究
複素数平面における数列の極限
課題研究1  課題研究2  課題研究3

○2月13日,「課題研究中間発表会」を本校特別講義室において行いました。
参加 2年SSコース,1年SSコース生徒および教員
課題研究発表会  課題研究発表会

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●SSH講演会

SSH講演会 10月3日 本校体育館
演題 「地震はどうして起こるのだろうか?-巨大スケールの固体の物性論-」
講師 京都大学防災研究所 地震予知研究センター長 川崎一朗教授
川崎一朗教授の講演  川崎一朗教授の講演

SSH講演会 3月24日 本校体育館
演題 「ニセ科学が君をねらっている」
講師 京都女子大学現代社会学部 小波秀雄教授
小波秀雄教授の講演

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●先端科学体験学習

名古屋大学等研修 7月26日
参加 33名(1年生)
研修場所 名古屋大学工学部・工学研究科 名古屋市科学館

○名古屋大学エコトピア科学研究所高効率エネルギー変換研究施設(指導:北川邦行教授)
 予防早期医療創成センター(指導:本多裕之教授)
名大工学研究科での研修  名大工学研究科での研修

名大工学研究科での研修  名大工学研究科での研修  名大工学研究科での研修 

三菱重工業等研修 10月4日
参加 29名(1・2年生)
研修場所 三菱重工業株式会社 名古屋誘導推進システム製作所
       トヨタテクノミュージアム 産業技術記念館

三菱重工業株式会社名古屋誘導推進システム製作所での研修内容
○ロケットの仕組みとロケットエンジン技術の講義,資料館の見学,工場の見学研修
三菱重工業での講義

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●SSゼミ

本校教員がテーマを定めて行う講義・演習・実験等。
希望者対象の講座で,年間5回実施しました。

第1回「ハイスピードカメラの世界」 5月19日
参加 34名(1・2・3年生)
内容 ハイスピードカメラの紹介。
    ハイスピードカメラを用いた実験,映像の観察。
ハイスピードカメラを用いた実験

第2回 「偏光の特性とその利用」 9月8日
参加 18名(1年生)
内容 2枚の偏光板を用いて,偏光の特性と物質の性質を調べる。
    偏光を利用した液晶画面についての説明。
偏光板を用いた実習

第3回 「DNAの抽出」 10月20日
参加 34名(1年生)
内容 DNAについての解説。
    鳥レバーからのDNAの抽出。
DNAの抽出

第4回 「ヨウ素デンプン反応の呈色と消失」 11月17日
参加 26名(1年生)
内容 ジャガイモからのデンプンの精製。
    温度変化および酵素の添加によるヨウ素デンプン反応の呈色と消失。
実験の様子

第5回 「オリガミクスの世界」 12月15日
参加 23名(1年生)
内容 実習を通した「折り紙の数学」の紹介。
    折り紙から幾何学への発展。
折り紙の数学

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●語学研修

内容 実践的な英語力の向上を図り,国際性を涵養します。
    科学的な内容の英文の理解,発表・質問の仕方,レポートのまとめ方等。
指導 ミシガン州立大学連合日本センター(Japan Center for Michigan Universities)
    Boyce Watkins先生(英語指導教官)

語学研修 II  (2年生対象)
日時 5月15日 ・ 5月24日・ 6月7日 ・ 6月25日(いずれも90分間)
参加 30名

語学研修 I  (1年生対象)
日時 1月28日 ・ 2月14日・ 2月19日 ・ 2月21日(いずれも90分間)
参加 30名

語学研修 I  語学研修 I

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●海外研修

SSHアメリカ研修 (2年生対象)
日程 7月23日~8月3日 (11泊12日)
参加 21名
研修内容
マサチューセッツ工科大学(MIT)での実習,学生ガイドによるキャンパス見学研修と交流
ハーバード大学での学生ガイドによる見学研修,ボストン美術館見学
NASAスペースセンターの展示施設,管制室・宇宙飛行士訓練施設の見学研修
スミソニアン博物館の航空宇宙博物館と自然史博物館の見学,グループ別研修
ワシントン市内・近郊の施設(リンカーン記念堂,アーリントン墓地,スパイ博物館,
ホロコーストミュージアム,航空宇宙博物館別館)の見学研修

○マサチューセッツ工科大学(MIT)
MIT  MITでの実習

○ハーバード大学
ハーバード大学  ハーバード大学

○NASAスペースセンター
NASAスペースセンター  NASAスペースセンター

○スミソニアン博物館
スミソニアン博物館  スミソニアン博物館

研修内容については,彦根東高校新聞(速報版)「SSHアメリカ研修1・2・3」もご参照ください。
東高新聞(速報版)1  東高新聞(速報版)2  東高新聞(速報版)3
(画像をクリックすると拡大します。)

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●他校との交流,研修活動の推進

全国SSH生徒研究発表会 8月2日~3日(パシフィコ横浜)
全国のSSH指定校101校の代表者が一堂に会する発表会。
本校は,生徒7名,教員2名が参加し,ポスター発表を行いました。

○ポスターセッション発表
ポスター発表

○本校からの参加者
本校からの参加者

彦根東高等学校SSH研究発表会 2月21日(本校特別講義室)
SSHの取り組みの概要報告
2年SSコース「SSII」の課題研究中間発表
SSH研究発表会  SSH研究発表会

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