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SSH活動報告

平成18年度スーパーサイエンスハイスクール事業

|2008年11月26日 8:58AM|

平成18年度SSH事業のポイント

1.3年生SSコースを対象に,学校設定科目「探究 III」,「リサーチ III」を展開。
2.2年生SSコースを対象に,学校設定科目「SS II」,「SS数学 II」,「SS物理」,「SS化学」を展開。
3.1年生SSコースを対象に,学校設定科目「SS I」,「SS数学 I」,「SS理科総合」を展開。
4.全校生徒もしくは希望生徒を対象にも事業を実施します。(特別講演会,先端科学体験学習,SSゼミ等)
5.SS部(科学部)の活動を支援します。

平成18年度事業の実践報告

学校設定科目 「探究 III」「リサーチ III」
(3年SSコース対象)
科学に関する読書会(「科学者とは何か」 村上陽一郎著)
講演会(京都薬科大学 橋本貴美子助教授)
課題研究のまとめ,論文の作成
学校設定科目 「SS II」 等
(2年SSコース対象)
科学に関する読書会(「理科がおもしろくなる12話」 山口幸夫著)
講演会(京都薬科大学 橋本貴美子助教授)
分野別研修(物理・化学・生物・地学・数学の各分野の実習)
京阪宿泊研修(京都の企業,大阪大学,JT生命誌研究館)
特別実習
 遺伝子科学実習(長浜バイオ大学 向 由起夫助教授)
 ロボット工学実習
理数発展学習(滋賀大学 神 直人助教授)
情報機器の活用
英語力の向上論文の書き方の習得
課題研究
学校設定科目 「SS I」 等
(1年SSコース対象)
科学入門読書会(「科学の考え方・学び方」 池内 了著)
講演会(名古屋大学 内藤久資助教授)
野外実習(琵琶湖博物館実習
校外研修(京都大学,日本原子力研究開発機構)
神戸宿泊研修(産総研,理化学研究所,神戸大学等)
びわ湖環境ビジネスメッセ研修
情報機器の活用英語力の向上
論文の書き方の習得
プレゼンテーションの手法の習得
特別講演会 滋賀県総合教育センター 池下克美氏
先端科学体験学習 名古屋大学地震火山・防災研究センター,名古屋市科学館
京都大学再生医科学研究所京都大学理学研究科
SSゼミ 1.科学  2-A.化学  2-B.情報  3.国際理解 4.生物  5.数学  6.物理
SS部(科学部)の活動の支援 各班の研究活動
日本学生科学賞出展,化学グランプリ,数学オリンピック参加
他校との交流研修活動の推進 SSH研究発表会(概要報告,課題研究中間発表)
職員研修会
全国SSH生徒研究発表会(横浜)
その他 彦根東テクノアイデアコンテスト
テクノ愛’06
語学研修 I

 

●学校設定科目「SS II」

講演会 9月7日 本校特別講義室
演題 「自然現象解明のための科学」
     カバの汗の色素分析,自然界にある数と形についてなど
講師 京都薬科大学 橋本貴美子助教授
橋本助教授の講演 橋本助教授の講演

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分野別研修 7月11日
 希望分野毎に,大学等で実験実習を行い,学校でポスターにまとめて発表会を行いました。
研修内容
○「画像解析に基づく関節モーメントのリアルタイム表示」
指導 滋賀県立大学工学部 栗田 裕教授・松村雄一講師
内容 画像解析による身体重心位置の測定,
    お辞儀の角度による腰への負担と屈伸運動の床反力の測定
県立大での実験 県立大の実験装置
○「機械材料の変形と破壊」
指導 滋賀県立大学工学部 田邉裕貴助手
内容 鉄(鋼)とアルミニウムの引張実験,ひずみゲージを用いた変形実験
県立大の実験機器 県立大の実験機器
○「ヒトが1分間に消費する酸素量の測定」
指導 滋賀医科大学医学部 堀池喜八郎教授・石田哲夫助教授・田中裕之助手
内容 酸素電極を用いた空気中の酸素分圧とヒトの呼気中の酸素濃度の測定
滋賀医大での実験 滋賀医大での実験
○「土壌に生息するアミラーゼ生産菌の分離」
指導 長浜バイオ大学 向 由起夫助教授
内容 デンプン平板培地での土壌中の細菌の培養とアミラーゼ生産菌の識別
長浜バイオ大学での実験 長浜バイオ大学の実験機器
○「地震波を用いた地下構造探査」
指導 名古屋大学大学院環境学研究科 地震火山・防災研究センター
    渡辺俊樹助教授・田所敬一助手・伊藤武男助手
内容 ハンマーによって起した「人工地震」の走時曲線解析による地下構造の推定
名古屋大学での実験 名古屋大学での実験
○「関数電卓voyageと距離センサーを使った実習」
指導 福井工業高等専門学校
    坪川武弘教授・長水壽寛助教授・宮田一郎助教授・井之上和代講師
内容 関数電卓に距離センサーを接続することによる,弾むボールの運動,人の動きの解析 福井高専での実験 福井高専での実験

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京阪宿泊研修 8月22日~23日
研修場所 大阪大学超高圧電子顕微鏡センター
       JT生命誌研究館
       京都市・大津市の企業研修内容
○大阪大学超高圧電子顕微鏡センターの施設見学研修
 電子顕微鏡の原理と研究成果の概説
阪大電子顕微鏡センター施設 阪大電子顕微鏡センター施設
○JT生命誌研究館での宮田顧問による講義,展示の見学研修
JT生命誌研究館での講義 JT生命誌研究館展示施設
○京都市・大津市の企業の訪問研修~”巧の技”に学ぶ最先端技術体験学習
 4~6名の班単位で企業を訪問し,「ものづくり」の現場を見るとともに,技術開発における工夫や努力,問題点などを担当者にお聞きしました。
<ご協力いただいた企業等(順不同)>
 協業組合オ-ドブィ(京都市下京区)
 オプテックス株式会社(滋賀県大津市)
 エルティーアイ株式会社(京都市伏見区)
 大京化学株式会社(京都市中京区)
 株式会社近畿レントゲン工業社(京都市上京区)
 福田金属箔粉工業(京都市山科区)
 株式会社カーボテック(京都市上京区)
 有限会社フクオカ機業(京都市上京区)
 研修内容を宿舎でまとめて発表会を実施し,研修を深めました。
企業訪問研修発表会 企業訪問研修発表会

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遺伝子科学実習 7月25日
指導 長浜バイオ大学バイオサイエンス学部 向 由起夫助教授
場所 長浜バイオ大学バイオサイエンス学部実験室
内容 「PCR法によるヒトのALDH2遺伝子型の判定」
    1993年にノーベル賞受賞となったPolymerase Chain Reaction法による実験
PCR法の実験 PCR法の実験 PCR法の実験

ロボット工学実習 8月4日
指導 本校理科教諭
場所 本校SS教室
内容 ロボット開発の歴史,ロボット制御の基礎理論についての講義
    ライントレースロボットキットの組み立て実習
ロボット製作実習 ロボット製作実習 ロボット製作実習

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理数発展学習 9月6日・13日・20日
理科と数学の融合内容についての授業 「身の回りにある曲線」
指導 滋賀大学教育学部 神 直人助教授
学習内容
○懐中電灯を地面に斜めに照らしたときの図形からの考察
滋賀大 神助教授の講義
○円錐面に球が内接する模型を工作して考察
神助教授指導による実習
○関数電卓を使って楕円を描く
関数電卓を使った実習

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課題研究
  10月4日から週2時間のSS科目の時間を使い,2~5名の班で課題研究に取り組みました。
○研究テーマ
  虹ビーズを使った人工虹の研究
  摩擦係数と物質間の関係の特徴に関する研究
  相互誘導におけるコイルの巻き数と半径による誘導起電力の変化の研究
  霧吹きの噴射に伴う水の動きの研究
  2-Py,4-Py,MNAの測定によるナイアシン摂取量の研究
  紫キャベツの色素のpH変化に伴う吸収スペクトル測定について
  水道水の硬度と水源の関係
  プランクトン発生の過程を辿る研究
  プラナリアの再生研究
  フーリエ級数展開による音声の式化と様々な音声の分析
  物理的条件と確率の関連性

○2月15日,「課題研究中間発表会」を本校特別講義室において行いました。
 参加 2年SSコース,1年SSコース生徒および教員
課題研究中間発表会

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●学校設定科目「SS I」

講演会 12月14日 本校SS教室
演題 「球面上の幾何」
    曲面上の最短距離や曲率,球面三角形の内角の和についてなど
講師 名古屋大学 内藤久資助教授
内藤助教授の講演

琵琶湖博物館実習 7月13日
  滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)において実施。
  博物館学芸員の指導で,プランクトンの採集と観察,水質検査,植物観察法の実習等,各実習方法の習得と琵琶湖の環境を考える学習をしました。
実習内容
○プランクトンの採集と観察
プランクトンの採集 プランクトンの採集 プランクトンの顕微鏡観察
○水質検査実習
水質検査 水質検査
○植物観察法の実習
植物観察法の実習 植物観察法の実習 植物観察法の実習

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校外研修8月22日
研修場所 京都大学化学研究所
       日本原子力研究開発機構 関西光科学研究所・きっづ光科学館ふぉとん
研修内容
○京都大学化学研究所での講義と電子顕微鏡施設の見学研修
京大化学研究所での講義 京大化学研究所電子顕微鏡施設
○関西光科学研究所での講義と施設見学研修
関西光科学研究所施設 関西光科学研究所施設

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びわ湖環境ビジネスメッセ研修 10月26日
 びわ湖環境ビジネスメッセ2006 (会場:滋賀県立長浜ドーム) において,企業,官公庁,大学等の開発した環境に配慮した製品とその技術について研修しました。
○びわ湖環境ビジネスメッセ会場での研修
ビジネスメッセ会場での研修 ビジネスメッセ会場での研修
○クラスでの研修内容のグループ発表と研修のまとめ
クラスでの発表会

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神戸宿泊研修
研修場所 産業技術総合研究所 関西センター
       神戸大学海事科学部 深江キャンパス
       兵庫県立生活科学研究所
       理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター
       先端医療情報センター等の神戸市の施設
       神戸港震災メモリアルパーク人と防災未来センター 防災未来館
       橋の科学館舞子海上プロムナード
研修内容
○各研究施設の見学と実習
産業技術総合研究所での研修 理化学研究所での研修 先端医療センターでの研修
○研修内容のまとめと発表会
研修内容のまとめ 研修発表会
○神戸港震災メモリアルパーク,明石海峡大橋の見学
神戸港震災メモリアルパークの見学 明石海峡大橋の見学

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●特別講演会

特別講演会 3月23日 本校体育館
演題 「びわ湖の環境」
    琵琶湖と周辺の自然環境,水質や生態系の変化,琵琶湖の環境問題など
講師 滋賀県総合教育センター 研修指導主事 池下克美氏
池下克美氏の講演 池下克美氏の講演

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●先端科学体験学習

名古屋大学等研修 8月2日
参加 48名(1・2年生)
研修場所 名古屋大学大学院環境学研究科附属地震火山・防災研究センター
       名古屋市科学館
名古屋大学地震火山・防災研究センターでの研修
指導 渡辺俊樹助教授・伊藤武男助手・田所敬一助手
○地殻変動の測定法についての講義
地震火山・防災研究センターでの講義
○各種地震計,測量用GPS装置,地震記録テレメータ装置の説明
地震計の説明 GPS装置の説明 テレメータ装置の説明

京都大学研修 10月3日
参加 27名(1・2年生)
研修場所 京都大学再生医科学研究所
       京都大学理学研究科地球惑星科学専攻
研修内容
○再生医科学研究所でのES細胞と再生医療に関する講義,測定機器の見学
再生医科学研究所での講義 再生医科学研究所の施設見学 再生医科学研究所の施設見学 再生医科学研究所の施設見学
○理学研究科地球惑星科学専攻でのグループ別研修(全10講座)
地球惑星科学専攻での研修 地球惑星科学専攻での研修 地球惑星科学専攻での研修 地球惑星科学専攻での研修 地球惑星科学専攻での研修 地球惑星科学専攻での研修

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●SSゼミ

 本校教員や外部講師がテーマを定めて講義・演習・実験等を行います。希望者対象の講座で,年間6回実施します。
第1回 「偏光の特性とその利用」 5月20日
参加 47名(1・2年生)
内容 2枚の偏光板を用いて,偏光の特性と物質の性質を調べる。
    偏光を利用した液晶画面についての説明。
偏光板を用いた実習

第2回A 「比色法による水の分析法を学ぶ」 9月9日
参加 22名(1年生)
内容 水の分析の基礎知識と測定法の紹介。
    比色法(肉眼,分光光度計)による亜硝酸イオンの分析。
水の分析実験

第2回B 「情報学の基礎を学ぼう」 9月9日
参加 15名(1・2年生)
内容 滋賀大学と本校情報教室をテレビ会議システムで結んで講義を実施。
    情報学,情報,情報量について,ビデオ映像等を用いて説明。
指導 滋賀大学教育学部 松原伸一教授
テレビ会議システムによる講義(松原教授)

第3回 「言語と異文化理解入門」 10月14日
参加 14名(1・2年生)
内容 滋賀大学と本校情報教室をテレビ会議システムで結んで講義を実施。
    外国人と交流する上で,外国語を上達させる上での要点の解説。
指導 滋賀大学教育学部 田村幸誠講師
テレビ会議システムによる講義(田村講師)

第4回 「DNAの抽出」 11月11日
参加 39名(1年生)
内容 DNAについての解説。鳥レバーからDNAを抽出。
DNAの抽出実験

第5回 「『GRAPES』 を使おう」 1月13日
参加 31名(1年生)
内容 パソコンソフト『GRAPES』を用いてグラフを描く。
    グラフの表示と移動を通した関数の理解。
「GRAPES」を用いた実習

第6回 「極低温の世界」 2月17日
参加 40名(1・2年生)
内容 液体窒素を使った低温実験。低温での物性と超伝導現象。
液体窒素を使った実験

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●他校との交流,研修活動の推進

全国SSH生徒研究発表会 8月9日~10日 (パシフィコ横浜)
  全国のSSH指定校99校の代表者が一堂に会する発表会。
  本校は,生徒13名,教員3名が参加し,研究発表,ポスター発表を行いました。
○分科会での研究発表
研究発表
○ポスターセッション発表
ポスター発表
○本校からの参加者
大会参加者
彦根東高等学校SSH研究発表会 2月23日 (本校特別講義室)
 SSHの取り組みの概要報告
 2年SSコース「SSII」の課題研究中間発表
研究発表会 課題研究中間発表

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●その他

彦根東テクノアイデアコンテスト
 1年生SSコースと2年生SSコースの生徒を対象に実施しました。
 生活に役立つ技術や工夫について,ユニークなアイデアを募集。
 10月11日,予備審査を通過した1年生6名,2年生3名による発表会を実施しました。
  ○グランプリ  「携帯充電器『走快くん』」
  ○準グランプリ「四角形のスティックのり」
彦根東テクノアイデアコンテスト

テクノ愛’06(京都大学VBL テクノ愛’06 のホームページへ)
 高校の部の応募169件のうち,一次審査を通過した9件が二次審査へ。
 11月23日,京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーにて発表を行いました。
 本校より4名が参加し,
   優秀賞   「自転車用タイヤチェーン(可変式)」
   アイデア賞 「携帯充電器『走快くん』」
   奨励賞   「四角形のスティックのり」
   奨励賞   「ホコリ落し機能を持つブラインド」
 を受賞しました。
テクノ愛'06表彰

語学研修 I
内容 実践的な英語力の向上を図り,国際性を涵養します。
日時 2月15日 ・ 2月20日・ 3月12日 ・ 3月15日  (いずれも90分間)
参加 40名(1年生)
指導 ミシガン州立大学連合日本センター(Japan Center for Michigan Universities) Boyce Watkins先生(英語指導教官)
Watkins先生の講義

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