お知らせ
|2023年11月28日 2:02PM|
彦根東高の生徒・教員が11月23日(木・祝)、京都高等学校社会科研究会が主催するフィールドワーク「軍都大阪の本拠地・大阪城の軍事遺産をたずねる」に参加しました。
大阪城には、戦前東洋一といわれた大阪砲兵工廠と陸軍第四師団司令部がおかれていました。明治初期、大阪城三の丸に誕生した兵器工場はその後鉄材、火、弾丸製造所と次々に拡大し、アジア・太平洋戦争末期には巨大な砲兵工廠に発展しました。終戦前日の大空襲でほとんどが破壊されましたが、今なおその痕跡は石造りのトンネルやレンガの建造物になどに見ることができます。
案内は砲兵工廠研究の第一人者、三宅宏司先生(武庫川女子大学名誉教授)で、その成り立ちから大阪城付近の変貌までお話を伺いながら散策しました。
第1学年「歴史総合」の授業では、大単元「国際秩序の変化と大衆化と私たち」の学習を進めています。その中で、大衆にとっての2つの大戦を題材に、現在起きているウクライナの戦争やパレスチナの紛争を念頭に置きながら、市民一人ひとりにとっての戦争がどのようなもので、それがミクロの視点では一人ひとりの人生に、マクロの視点では国際秩序全体に、どのような変容をもたらすのかについて、考察しています。今回のフィールドワークは、そうした考察を深めるうえでも、有意義なものとなりました。
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