お知らせ
|2023年09月26日 7:40PM|
彦根東高校では土曜日活用として、希望者向けの土曜講座「稽古館」を実施しています。
「動物介在教育を考える Social Animal Bondプロジェクト」は、動物との交流を通じて心理的な不安を和らげる「動物介在教育」を学校に普及し、生徒や教員にとっての居場所をつくるスタートアップ企業「Social Animal Bond」と対面・オンラインで連携し、各自でトピックを選んで、スクールドッグを通じた問題解決について提案・実行する講座です。
第2回(9月16日(土))には、Social Animal Bond代表の青木潤一さんとスクールドッグのスー、アスランに学校にお越しいただき、実際にスクールドッグと交流したり、居心地の良い学校について考えるワークショップをおこなったりしました。
今回学校を訪問したスクールドッグは、盲導犬のキャリアチェンジ犬(訓練を行ったが稟性的(性格)に盲導犬に向かないと判断され、進路を変更した犬)です。活発過ぎる、好奇心旺盛過ぎるといった理由からキャリアチェンジに至るのですが、そうした性格は、一方でスクールドッグとして子どもたちのパートナーとなり、子どもたちの自己肯定感や自主性を高めるうえでは、犬にとっても子どもたちにとってもプラスに働きます。
ワークショップでは、アメリカのラッパーPrince Eaの「I JUST SUED THE SCHOOL SYSTEM」という動画を視聴し、「ワクワクする学校」について考えました。魚を木登りの能力で評価しようとすれば、魚は自分のことを落ちこぼれだと思い込んで一生を終えることになります。日本国憲法には、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、 ひとしく教育を受ける権利を有する」(第 26 条)と示されています。
スクールドッグという仕組み自体への理解に加えて、学校教育のあり方や進路選択のあり方についても、探究することにつながったと思います。
なお、Social Animal Bond様の公式サイトに、今回の訪問が掲載されています。
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