彦根東高の土曜講座「稽古館」の「学校を「再発明」する NEXTプロジェクト」の一環として、8月22日(火)、希望生徒が大阪公立大学・中百舌鳥キャンパスを訪問しました。このフィールドワークは、昨年度の本校の卒業生が提案・企画したものです。
この講座は、彦根東高校OBら大学生と一緒に、いま求められる教育・学校のあり方を議論し、教職員やPTA、教育関係者、政治関係者らに提案するものです。最新の学校教育を学べるドキュメンタリー映画の視聴、ゲストスピーカーとの対話を経て、新しいテクノロジーの活用、学校教育の制度・カリキュラムの見直しなど自由闊達に議論・提案します。
〈生徒のリポート〉
- 大学生の方と実際にお話しして大学教育の特徴を知り、高校教育に生かせる部分はないか考えました。生徒の主体性を生むために、自分で好きな科目を選んで授業をとれるようにするという意見が多くて驚きました。議論していく中でメリットだけでなく、デメリットも考えていくというのが新鮮で今後もその考え方を大切にしたいと思います!
- 実際に大学に足を運び、学食を食べたり、大学生と意見交流をしたりして、オープンキャンパスよりも近い距離で大学を見ることができました。
意見交流では高校教育に大学教育を取り入れるというテーマで話し合いました。2グループに分かれて話し合いましたが、どちらからも「履修登録」を取り入れたいという意見がありました。そして、意見の発表を通してメリットとデメリットをはっきりさせた上で、デメリットの解決策の提案、またはメリットがデメリットを上回ることを証明することが説得力の強化につながると学ぶことができました。
2学期からは、通常の稽古館が再開されるので、そこでも自分たちの意見の実現、そして拡大に向けて考えと知識を深めていきたいです。
- 大学生活について直接お話を聞いてから、大学の教育体系で高校に取り入れられそうな部分を話し合い、発表しました。
学生の「興味と主体性」に着目して履修登録の制度の導入を考えましたが、「自由と責任」のバランスのとり方が難しかったです。
今後はネットや本のデータや文字だけでなく、直接見たり聞いたりすることで自分の考えを深めていけるように行動していきたいと思いました。
稽古館の活動においても、自分自身にとっても、いい経験ができたフィールドワークでした。参加できてよかったです。
- 実際に大学に直接足を運んでみて、大学生の生活を疑似体験できた貴重な経験となりました。
ディスカッションでは、現役大学生の方々と教育だけでなく様々な分野で意見を交流するすることができ、履修登録の詳しい仕組みやメリット、デメリットを大学生の視点から教えていただき、高校に取り入れた時のメリット、デメリット、取り入れるときに生じる問題などもそれぞれが共有できました。
今後の稽古館では、今回のディスカッションで新しく学んだことを発展させて、実現に向けてさらに説得力の高い案へとブラッシュアップしていきたいと思います。