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図書館より

図書館ゼミが開催されました

|2016年06月25日 9:32AM|

DSC_0077図書館ゼミ報告
5月25日・26日の放課後、図書館ゼミを開催しました。
毎年第1回目は、『清水美春教授の国際協力入門』好評の貿易ゲームです。ケニア流の挨拶から始まり、6つのグループ(国)に別 れ、与えられた資源(紙)と技術(ハサミ)を用い、他国との交渉で自国の利益を求めて活躍します。よい条件の国(先進国)、そうでない後進国の現状と重ね合わせ、収益を換算した後、清水先生による振り返りを行いました。

生徒の感想

「自国内だけでなく、他国とのどのような関係を築いていくかが国際社会では重要だと感じた。時には大胆な決断も迫られると思った」「交渉力や情報収集能力が必要だと思った。ゲームでは同じ東高生という対等の相手との交渉だが、実際は先進国が力を持っていて、それが生々しく反映されるのだなと思った」などDSC_0014

翌日に配布して頂いた清水先生の振り返りシートから

「目的はとにかくお金を稼ぐことというゲームでしたが、この設定をもう一度疑問を持ってみてみましょう。資本主義とは?勝利によって得られるものは?実社会では一体何でしょう。自分自身の人生の優先順位を考えてみるとおもしろいかもしれません。」
「知れば知るほどもっとわからなくなるからおもしろい!国境をどれだけ越えても、そこにいるのは自分と同じ人間です。」

翌26日は、「シリア難民キャンプの現場から」というテーマで、JICAから加朱将也先生をお招きしました。青年海外協力隊員として、ヨルダンの難民キャンプで活躍されていた加朱先生は、昨年度3月の図書館ゼミでスカイプによる中継でお話しさせて頂きましたが、今回帰国 された機会に現地での体験報告をふまえて、対話形式の講義となりました。スポーツを通じて、チームメイトや相手を尊重すること、道具やルールを大切にすることを難民支援の場で行っておられる先生のお話は、「僕たちが描いているイメージとは違った。難民キャンプでの問題が非常に身近なことに感じられた。『問題』と一括りにするのではなく、「個人」として見ることも大切だと感じた」など、現場の状況を知る貴重な機会になりました。DSC_0037DSC_0007DSC_0024

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