彦根東高の生徒・教員が、11月25日(土)、「第21回 東アジア青少年歴史体験キャンプ in 日本”プレキャンプ”」に参加しました。これは、来年京都での実施が予定されている「第21回東アジア歴史体験キャンプ」のプレ集会です。日・中・韓の中高生・大学生が東アジアの歴史に関してオンラインで対話・交流し、東アジアの平和と共生について考えるものです。

　会場となった龍谷大学深草キャンパスの他、オンラインを含めて日・中・韓の各国から60名ほどの中高生・大学生が集いました。イベントでは、2017年に本校にも来校されたフォトジャーナリストの安田菜津紀さん（Dialogue for People副代表理事）を講師とし、パレスチナ・ガザ地区での取材活動や日本で今なお起き続けるヘイトクライムについて、国内外で出会った人々の声、そして家族の歩んできた歴史も交えてお話を伺い、この社会で「共に生きるとは何か」ということを考えました。

　2023年は、関東大震災の発生から100年の節目となる年です。関東大震災では、危機に乗じた流言によって、大衆が朝鮮人・中国人を多数虐殺する悲劇が生じました。授業では、朝鮮人虐殺をはじめとする大衆の加害性について、考察に取り組んでいます。今回のイベントは、学びをさらに深める契機となりました。

【参考】2017年安田さんをお招きして実施した特別講座の様子