彦根東高のGlobal Science部 社会科学班は、昨年度設置された新しい部です。SDGsの達成など社会問題の解消を目指すソーシャル・ビジネスに関わる取り組みを行うもので、地域の民間企業や行政、教育機関などと連携して活動しています。

　9月21日(木)の放課後、花しょうぶ通りにある「循環型未来食堂 みんなの食堂」を訪問しました。「みんなの食堂」は、NPO法人「芹川の河童」が運営しており、地域の方たちがつくる手作りの定食やお弁当を販売しています。引きこもりの若者の自立支援活動から始まった取り組みで、ヤングケアラーを含む地域の子どもたちに向けたこども食堂、大学生らによる子ども向けの体験プログラムなど、地域の居場所づくりの拠点となっています。

　彦根の伝統野菜「大藪かぶら」の栽培や商品開発を通じて、コミュニティ活性化に取り組む「大藪かぶらプロジェクト」や、クラフトビールメーカー彦根麦酒の醸造時に出る麦芽粕を使った再生紙やパンを商品化し、コミュニティ活性化に取り組む「彦根麦酒プロジェクト」に関して、「みんなの食堂」と連携した活動を今後検討します。

参考

みんなの食堂

彦根市の『みんなの食堂』は、地域の優しさが循環して成り立つ未来型食堂